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『ブレイブー群像戦記ー』ネタバレ付き感想

概要

集英社「週刊ヤングジャンプ」で連載された笠原真樹原作の人気コミック「群青戦記」を、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督が実写映画化。新田真剣佑が単独初主演を飾るほか、三浦春馬、松山ケンイチら実力派キャストが集う。スポーツ名門校で弓道部に所属する西野蒼は目立つことが苦手で、弓道場で練習に打ち込むばかりの日々を送っていた。幼なじみの瀬野遥は、そんな蒼のことを心配している。ある日、1本の雷が校庭に落ちた直後、突如として校庭の向こうに城が出現、校内には刀を持った野武士たちがなだれ込んでくる。全校生徒がパニックに陥る中、歴史マニアの蒼は、学校がまるごと戦国時代、しかも“桶狭間の戦い”の直前にタイムスリップしてしまったことに気づく。織田信長の軍勢に友人たちを連れ去られた蒼は、後に徳川家康となって天下統一を果たす松平元康と手を組み、野球部やアメフト部の選抜メンバーたちと共に立ち上がるが……。主人公を導く松平元康(後の徳川家康)を三浦、彼らの前に立ちはだかる織田信長を松山がそれぞれ演じる。

2021年製作/115分/PG12/日本
配給:東宝

公式サイト

キャスト

西野蒼:新田真剣佑

瀬野遥:山崎紘菜

松本考太:鈴木伸之

不破瑠依:渡邊圭祐

松平元康:三浦春馬

織田信長:松山ケンイチ

簡易あらすじ

一年前の星徳高校。辺りは薄暗く落雷と共に中庭にある巨大な岩に雷が落ちます。その瞬間、男子生徒らしき人物が屋上より飛び降り、その姿を消しました。そして現在へと時が経ち、学校の壁には行方不明の生徒を探すポスターが貼られています。

弓道部の蒼は実力がありながらも大会に出ないなど、本気になることを避けています。そんな蒼を心配する幼馴染の遥と孝太。そして再び中庭の巨大な岩に雷が落ちました。冬なのに大量のセミが出現し、辺りに漂う不穏な空気に戸惑う生徒たち。すると野武士たちが現れ、次々と襲われ殺されてしまいます。必死に反撃しながらグランドに集まった蒼たちに、馬に乗った黒い甲冑の武将が「簗田政綱」と名乗ります。人質として男子生徒が2人、女生徒3人がさらわれ、それ以外の生徒たちは体育館に閉じ込められてしまいます。蒼はその豊富な歴史の知識から戦国時代、織田信長と今川桶狭間の戦いの直前にタイムスリップしたのではないかと推測します。

そして、ここから脱出し丸根砦に連れていかれた仲間を助けるため、自分たちを閉じ込められている武将の元家に直談判を行い、丸根砦を攻める代わりに開放することを了承させます。救出に行くメンバーは自己申告で決まりました。運動部の主力選手たち、唯一の女性の遥、特進の吉元も立候補するなか、蒼は辞退しますが、元康や遥の言葉で一緒に行くことを決意します。そして学校に残った生徒たちも過去に戻れそうな案を見つけますが、その手段である落雷の時間まで、あまり余裕がありません。それを陸上部の選手が、前線の生徒たちへ知らせるため伝令に走ります。兵士たちを相手に果敢に戦いますが、仲間たちが倒れていきます。遥もさらわれ挫けそうになる蒼に松平元康が自分の成し遂げたい夢を語り、蒼を叱咤激励します。一方丸根砦に捉われた遥は梁田という武将と話しますが、この男の正体と企みを知り怒ります。

いよいよ丸根砦に迫った蒼たちの元に伝令がたどり着き、帰りの時間を差し引くと救出に掛けられる時間は2時間しかないことを知らされます。作戦を立て、それぞれの特性を生かし3つのグループに分かれ乗り込みます。さらなる犠牲者を出しながらも砦の一番上、で捉われていた仲間を助けます。そこで待ち構えていたのは梁田でした。先に戻ろうとしていた仲間も囲まれてしまいます。そんな万事休すの場面に駆けつけたのは元家の援軍でした。これで形勢逆転と思われた時に蒼の目の前で元家が梁田の凶弾に倒れます。梁田を追いかけ対決する蒼。仲間たちの想いを胸についにとどめを刺します。タイムリミットが迫る中、足を怪我している遥と馬に乗り、元の時代に戻るためすでに集まっている仲間たちの所へ向かいます。

学校に着いた蒼と遥。この時蒼は、不破の手によって変えられてしまった歴史を修正するための大変大きな決断をしていました。それに気が付いた遥は考え直してほしいと訴えますが蒼の意思は変わりません。遥は蒼とひとつの約束をします。そして現代に戻った遥はスマートフォンに表示されたニュース記事でその約束が果たされたことを知るのでした。

 

感想【ネタバレあり】

ヤングマガジンで掲載されていた原作は未読で、映画館で流れる予告の情報のみで観ました。主人公の歴史の知識、特進部の頭脳やスポーツエリートたちの特性を生かし戦う姿は純粋にカッコイイです。ですが、圧倒的な戦闘能力の差が生徒たちを苦しめ、序盤からかなりの犠牲者が出ます。戦の持つ闇の部分と思っていても、観ていて辛いものはありました。それでも所々、青春らしいエピソードも織交えながら、高校生たちが懸命に戦う姿におもわず目頭が熱くなります。ぜひ映画館でご覧ください。